20 不安な夜・・・
顔の左半分が動きません。動かせません。瞬きできません。
それがわかって、さてどうしよう。とにかく安静にするということ。
でも、めまいや吐き気はまだ残っています。
ベッドの横になるときに、良く疲れているときに倒れながら寝るのですが、めまいがあると倒れながら寝るのが楽なのです。
まだ病名が分かっていない段階ですから、心の中では、脳疾患を思いっきり疑っています。若干吐き気がありますので、と言ってもはいてはないのですが、体調が劇悪な中、オレなにやってんだろうとか、オレ大丈夫かな?とか、不安や悲しみというか、結局文字に起こせば不安という言葉に尽きるのですが、とにもかくにも、自分も家族も脳疾患をかなり強く疑っています。
神にも祈る思いで、神仏にすがりながら、突然先祖を思い出し心でお願いしながら、とりあえず眠ることにしました。
本当は、意識を確認しておきたいので徹夜をしたいと考えたのですが、なぜか、こんな重大な局面で眠くなり、眠ることにしたのです。
少しは、このまま死ぬのではないか?などと、不謹慎かつ大袈裟ですけど、ほんの少しはそう考えました・・・。
まだ、病名がついていない段階での、顔面神経麻痺は、いやあ、やっぱり堪えますね・・・。
そういう中、家族に念には念を入れて、眠っているときに異変があれば頼むよと伝えて眠りました。